
arrows N F-51CのAndroid 14アップデート後の主な不具合
arrows N F-51C(FCNT製、ドコモ)のAndroid 14アップデート後、複数のユーザーから深刻な不具合が報告されています。
主な症状とその詳細は以下の通りです。
1. 画面のフラッシュ・ちらつき現象
- Android 14にアップデート後、特定のアプリ(Amazonアプリ、ARROWSポータル、dポイントアプリなど)を起動すると、画面がフラッシュ(ちらつき)する現象が発生しています。
- 画面リフレッシュレートを120Hzに設定している場合、特に激しくフラッシュします。60Hz設定では症状が軽減されるものの、完全には解消しません。
- この問題はドコモ公式でも認識されており、品質改善アップデート(2025年5月27日提供開始)で「特定アプリ起動時のちらつき」が改善対象となっています。最新ビルド番号はV53R058Gです。
2. アプリの動作遅延・カクつき・映像途切れ
- ゲームアプリ(崩壊スターレイル、FGOなど)を中心に、アップデート後から動作が重くなり、カクつきや映像の途切れ、ちらつきが頻発するとの報告があります。
- 以前は問題なく動作していたゲームが、アップデート後は「目に悪いレベル」でカクつき、操作が困難になるケースも見られます。
- 他のアプリやWebサイトでも同様の症状が発生しているという声があります。
3. 再起動を繰り返す現象
- Android 14アップデート後、端末が何らかのタイミングで再起動を繰り返す現象も複数報告されています。
- ドコモショップでSIMやSDカードの不具合を疑われたケースもありますが、端末本体の問題と診断されることが多いようです。
- 保証交換後も再発した例があり、根本的な解決には至っていません。
4. メモリ消費の増加
- 一部ユーザーからは、Android 14環境下で「AICore」などのシステムアプリが大量のメモリを消費しているとの指摘もあり、これが動作遅延の一因と考えられています。
対応策・現状
- ドコモは2025年5月27日より品質改善アップデートを配信し、特定アプリ起動時のちらつきなどを改善しています。端末のビルド番号が最新(V53R058G)でない場合は、アップデートを推奨します。
- 画面のフラッシュが激しい場合は、設定からリフレッシュレートを60Hzに変更することで、症状が軽減する場合があります。
- 再起動や重さの問題については、公式な恒久対策は現時点で明示されていません。端末の初期化や不要アプリの削除、メモリ消費の多いアプリの停止などが一時的な対策となる場合があります。
まとめ
arrows N F-51CのAndroid 14アップデート後には、画面のちらつき・フラッシュ、アプリの動作遅延やカクつき、端末の再起動ループなど、複数の不具合が確認されています。
特にリフレッシュレート120Hz設定時のフラッシュや、特定アプリ利用時の不具合が顕著です。
ドコモからは品質改善アップデートが提供されていますので、必ず最新バージョンへの更新を行うことが推奨されます。
※画像は、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000068267.html より